不動産管理会社様の中で
- どうしたら賃貸管理物件を増やせるのか…
とお悩みの会社様は、多いのではないでしょうか?
今回、静岡大家の会では「賃貸管理物件の増やし方」について、会員の大家さんの意見を交えて、考察してみました。
賃貸管理物件の増やし方
賃貸管理物件の増やし方を、大まかに分類すると
- 既存の大家から、さらに管理案件を増やしてもらう
- 新規の大家から、管理案件を新たにもらう
の2つがあります。
逆にいえば、賃貸管理物件の増やし方は、どちらかしかありません。
まず1つめ、既存の大家から、追加でさらに管理物件を増やしてもらうことについて。
既に管理物件を預かっていると思われますが、こちらの管理状態が良好なこと。これがまず大前提です。
空室が多かったり、管理が行き届いていないと、大家からの信頼は得ることができず、いくら営業をかけても追加の管理物件はもらえない確率が高いと言えます。
しかしその一方で、管理条件が良好なら「放置していても管理物件が増える」かというと、そうではないでしょう。
あくまで管理物件の管理状態が良く、そこで営業がかかって、始めて大家側も心が動かされます。
具体的には
- 築年数、広さからして、平均家賃がこれくらいだけど、弊社管理の物件はこれくらいで少し高くても満室が維持できている
- 空室率が低いだけでなく、空室期間も低い
など、具体的な数字を交えて営業をかけると、心動かされる大家も多いと思います。
最近は大家側も、ある程度数字を見て賃貸経営に挑んでいるパターンが多く、特に地主系ではない新規参入した大家は、その辺をよく見ている傾向があります。
効率的な、管理受託の営業方法
賃貸管理物件の増やし方の2つめ、新規の大家から、管理物件を新しくもらう方法。
こちらは、管理だけでなく、将来的な仲介につながる契約が増えることになるので、不動産管理会社にとっては非常に有益です。
一体、どうやったら良いのでしょうか?
オススメなのは、各エリアにいる「大家の会」に営業をかけることです。
当会「静岡大家の会」も、静岡の大家が集まっている会で、会員が60名ほどいます。1名平均15室保有だとすれば、会員だけで900室になります。
そこに一気に営業をかけられるのは、かなり大きいですよね。
効率的な管理受託の営業方法として、ご当地の大家の会を探してみるのも、良いかもしれません。
当会「静岡大家の会」でも、随時スポンサー様を募集しておりますので、お気軽にご相談下さい。
不動産オーナーから、管理と信頼を獲得するために
静岡のような地方だと、大家も「管理会社を選ぶ基準」が、都心部とは異なります。
都心部の場合、客付けする会社もたくさんありますから、正直なところ、管理と仲介は分離発注するイメージです。
管理は管理専門、プロパティマネジメント専門の会社に任せる。
仲介は仲介専門、客つけ力がある会社に仲介をしてもらえるよう、工夫する。
しかしながら、静岡のような地方だと、正直なところ「客付け力のある会社に管理をお願いする」ことになりがちです。
管理を買っているというよりは、管理はそこそこで良いので、客付けを買っているイメージです。
これは、仲介業者の数が少ないからです。
仲介業者の数が少ないため、客つけ力のある会社は限られてきて、自ずとその中から仲介してもらう会社を選ぶということは、優先して客付けしてくれる「自社物件」になる事を目指す、という事になります。
それはつまり、管理会社として管理してもらう事、管理をお任せする事になります。
そういう意味では、静岡のような地方では、管理会社であるにも関わらず、求められるのは客付け能力である、という構造が生まれます。
不動産オーナーから「管理と信頼」を得るためには、客付け能力が重要になってくる、という話でした。